top » diario

diario

ポーチだポーチだ 11月18日

 

できました、ポーチ。

 

 

小箱を入れる専用ポーチです。

服飾デザイナーの藤井陽介さんとのコラボ・・・と言いますか

無理やりお願いして甘えて作って頂いたのです。

4色8種、すべて藤井さん手描きの絵が入れてあります。

 

このポーチ企画を思いついた時は、なんとな~く

「ポーチがあったらかわいいなぁ」程度でした。

小箱自体が生活に必要なものでは無くて

完全なる趣味の世界、生きる上での余興のようなもの。

その余興にさらなる余興(ポーチ)って、どうなんだ?

自分ひとりで盛り上がっているだけな気がする。

そんな風に思っていたのですが。

 

▲十字の模様

 

▲秋の牡鹿・・・かわいい

 

▲栗鼠!リス!りす!

 

▲教会にあるような模様

 

▲パステルイエローにシルバー、紐は水色、かわいすぎ

 

▲これも教会の模様のよう。紺に金の模様、黄色の紐・・・身もだえする。

 

▲ルネッサンス時代のドレスの模様のような。

黄色と水色ってなんでこんなに(以下略)

オーナメント付きの盛り上がった小箱も入ります。

 

出来上がってみれば、大げさなのは承知なのですけれど

「小さな夢も動けば叶う」としみじみ嬉しくなりました。

 

生地と紐の種類は藤井さんと選びましたが

色や図柄はおまかせしました。

想像していた以上に、思い描いていた以上のポーチが完成しました。

これは今回だけ特別、限定なのです。

 

 

んもう、かわいすぎちゃってどうしよう。

(しつこくてすみません・・・!)

8枚のポーチ、4枚は神楽坂のギャラリー

「ラ・ロンダジル」にお預けしましたので

ぜひお手に取ってご覧ください。

残る4枚は11月29日からの個展でご覧いただく予定です。

 

小箱をポーチに入れたら安全に持ち運ぶことができます。

旅行に大切なアクセサリーや、肌身離さず大切になさっているものを入れて

またはクリスマスのプレゼントとして、

選んで頂けたら嬉しいです。

 

それにしても、自分用に1枚とっておこうと思ったのですが

結局どれもこれも選べなくて、

最後にもし残ったら、その1枚を手元に置こうと思っています。

全部がお嫁に行けばそれが一番、でございますけれども・・・

なんともはや。いやはや。ウハハ。

 

 

妄想茶道具小品展 11月15日

 

今年の秋~冬は小箱の展示が続いており

お知らせばかりなのですが・・・

 

 

東京・神楽坂にありますギャラリー「ラ・ロンダジル」にて

明後日11月16日から開催の展覧会に出品いたします。

タイトルは「ロンダの妄想茶道具小品展」

 

いわゆる「お茶道具として」作られたものではなくても

たとえば小さな器を茶碗に・・・とか

ガラスの小瓶を振出(金平糖などを入れる器)に・・・

など見立てて使うことがあります。

KANESEIの小箱を、ちいさなお菓子入れにいかがでしょうか、と

提案していただいています。

ちいさなチョコレートやドライフルーツを蝋紙に包んで入れたり。

または香合としてお使いいただくことも。

 

▲ラ・ロンダジルさんのInstagramよりお借りしました。

竹編み風シリーズです。

 

 

小箱の他、ハガキサイズの額縁2点、楕円の額縁2点もございます。

額縁には裏板、アクリルガラスが入っておりますので

お好きな写真や展覧会の絵ハガキ、古裂やコラージュなど

お好きなものを入れてください。

 

▲こちら4点の額縁

 

「世界にひとつだけのとっておきをテーマに謳う妄想茶道具小品展は

現代作家が提案する茶道具と古いもの面白いものを

取り混ぜた愉しむ心が最優先の

固いことは言いっこなしの茶道具展です。」

(ギャラリーのリーフレットより)

 

 

秋の神楽坂へ、お散歩がてらどうぞお越しください。

よろしくお願いいたします。

 

ロンダの妄想茶道具小品展

 

天野ミサ 彫金

大桃沙織 金工

KogoccoPepin 胡桃細工

加藤キナ 鹿角細工 

KANESEI 古典技法小箱

伯兆 蒔絵

橋村大作 吹きガラス

村瀬玄之 張貫漆器

山本景子 漆・木工

 

2024年11月16日~11月30日

12:00~19:00

日曜・祝日・最終日 18:00まで

11月18日・25日 休廊

ラ・ロンダジル

新宿区若宮町11 摩那ビル1F

03-3260-6801

 

 

 

蛇の道は蛇 2024 11月11日

 

先日、曹洞宗の冊子「禅の友」に掲載していただく

写真の撮影がありました。小箱とちょこっと額縁。

掲載用の写真のほかに、わたしが使って良い許可を頂いて

小箱の集合写真も撮って頂きました。

フォトグラファーは浅野カズヤさんです。

 

▲編集者の方と浅野さんが色々真剣に。

 

フォトグラファーの仕事は大荷物がつきもの。

レンズ数種類、照明も数種類、三脚やらカメラ本体や、大変です。

いつもお疲れ様です。

上の写真の四角く光っているのは照明器具で

サイズも重さもタブレット。

光量も色味(青~赤まで)自在に変えられるのです。

いやぁ、日々進化です。大きな照明はもはや必要無し。

このタブレット型照明は自室にも欲しくなりました。

床置きでも棚に置いても、何かの後ろから照らすでも

なんでも可能なのですからね!

 

 

小箱の集合写真撮影。

これらの写真は11月末からの個展「秘密の小箱」の

DMやSNSで使わせていただく予定です。

おなじセッティングで、わたしがスマホで撮ったら下の写真。

 

▲薄らのっぺり。

 

そしてプロが撮ると

 

▲手前の箱をひとつ交換していますが

 

こうなるのです・・・!

立体感も趣も陰影も、クッキリ感も全然違う。

「なんじゃこりゃー!」と叫びたくなる。

いやはや、やはり蛇の道は蛇、でしたっけ、

とにかくプロの技を目の当たりにして大騒ぎでした。

 

これから頂戴した沢山の写真の中から

数枚を選び出さねばなりません。

これが楽しくも難しい。でも楽しい!

皆さまに早く見て頂きたいと思っております。

 

 

ポーチがあれば安全に 11月07日

 

これ、なんざんしょ?

 

 

紐でぐるぐる巻き。答えは

 

 

小箱のポーチでした~!!

いや、見てすぐわかりますよね、お粗末様でした。

 

いま、友人で服飾デザイナーの藤井陽介さんにお願いして

小箱のポーチを計画中。

ポーチがあれば小箱を安心して持ち歩いていただけます。

 

試行錯誤が続いておりまだ試作で

布や紐も変更かもしれませんけれど、おおむねこんな形です。

そして藤井さんに手描きワンポイントを入れてもらって

コラボしよう!と言う計画。

 

▲ムフフ・・・もうぜったいカワイイ

 

そうは言っても時間があまりありません。

11月前半にはなんとか完成しないと!

皆様に手に取っていただける日が待ち遠しいです。

 

 

楕円考 11月04日

 

イタリア製の楕円の小さな額縁木地2種を

友人のご厚意に甘えて5枚ずつ買ってきていただきました。

以来楕円額縁の魅力にはまっています。

 

いままで楕円の額縁って可愛らし過ぎるような気がしていて

つまりあまり興味がわかなくて辿り着いていませんでした。

ですが今年に楕円額縁のご注文をいただいて1枚作ってみたら

なんて楽しい世界だろう!

 

今日ご覧いただく楕円4枚(四角も1枚紛れていますが)は

ご注文の品ではありません。

めくるめく楕円の世界で目をハート♡にしながら

好き勝手に作ったものです。

 

▲黒地にかすれた金の植物文(プレッツェーモロ)と

四つの切込みを入れた全面純金箔

 

▲石膏盛上げでレリーフを入れた純金箔と真っ黒の2種

そして四角いプレッツェーモロ。

 

楕円の魅力は、なんと言っても「角が無い」と絶妙なバランス。

角が無いと始まりと終わりが無い。

そして曲線に長方向と短方向で作られるリズムがあること

でしょうか。正円とはまったく違う・・・。

楕円額縁のデザインを考えて、作って、眺めて、

つくづく面白く不思議な世界なのです。

 

 

始まりと終わりが無いのなら、模様も連続で良い。

・・・でもなんだか、間も作りたくなる。

 

 

そして模様を4か所に入れて区切る・・・慣れた方へ。

 

まだ楕円と本気で仲良くなれていない。

距離感がつかめていないわたしです。

これから更に楕円木地をいじくりまわして慣れていこうと思います。

 

それにしても、もっと楕円の木地が欲しい!

色んなバランス、デザイン、サイズの木地が

日本で手に入ると嬉しいのだけど・・・❕ううむ・・・

 

黒いプレッツェーモロと切り込み金の2枚は

11月半ばからのグループ展(神楽坂ラ・ロンダジル)

金と真っ黒パスティリアと四角いプレッツェーモロの3枚は

11月29日からの個展「秘密の小箱」展

(箱義桐箱店谷中店)でお披露目いたします。