diario
令和から昭和に加工 10月21日
今年も11月末から12月にかけて
谷中の箱義桐箱店谷中店の皆様のお世話になりながら
展示会を開催予定なのです。
そして毎度のことながらディスプレイに悩みます。
なにせ小箱と言うくらいですから
ひとつひとつが小さい。
ぽっちらぽっちら並べても
「なんのこっちゃ」という印象ですし
凹凸がありません。
額縁をお盆のようにして(平面を区切って)
小箱の集団をいくつか作ったりしました。
でもやっぱり何か高さが出るものが欲しい。
軽くて小さくて、安全な什器・・・。
そんなことを考えておりましたら
木製のキャンドルホルダーなるものを発見しました。
パイン材ですって。
▲写真はショップからお借りしました
上部のお皿がφ80mmなら小箱を
ひとつ置くのにちょうど良さそう!
という事で、さっそく注文しました。
届いた商品は薄い塗装にニス仕上げで
シンプルで可愛らしい。
・・・小箱展示にはもう少し、なんというか
コッテリ感が欲しい!
まずはニスを溶剤で剥がし、カーブを好みに削って、
ついでに柱中央の丸部分を簡単に彫っちゃって、
色も濃くしてワックス塗って、ふぅむ・・・どうだろう?
▲白い部分が削ったところ。
▲ステインで着色して、お得意(笑)のワックスコテコテ仕上げ
うむ。イタリア風味は感じないけれど
古臭くはなりました。よしよし。
▲ちょっとお供えっぽいのは気のせいですか。
もしかしたら小箱よりも最中やお饅頭のほうが
似合う仕上がりかもしれませんけれど、
そしてなぜか昭和を感じますけれど、これはこれで。
昭和生まれのわたしが作るものを乗せるのですからね、
昭和風味で結構なのでございます。
・・・開き直って。
楽しい工作でした。展示が楽しみです!