diario
テルマエ・イタリアエ 10月14日
先日イタリア人の友人と話していましたら
「ねぇ、今度あなたがイタリアに来た時には
温泉に行こうよ」と言うので、
それはもちろん喜んで!と答えました。
イタリア半島はご存じのように活火山もあり
ローマ時代には温泉や大衆浴場の文化もあった場所です。
今も「Terme テルメ」と呼ばれる温泉保養施設というか
スパというか・・・はイタリア全国各地にあります。
上の写真、濁ったプールのように見えますが
これはトスカーナ地方にある「バーニョ・ヴィニョーニ」
という村に残る古い温泉です。
現在は入浴禁止ですが今も温泉は湧き続けていますし
となりの建物(白いテントのある)はホテルで
ここには温泉を使ったスパがあります。
▲朝の様子はただの溜池風ですが
▲夜には湯気があがって、暖かそう・・・入ってみたい。
ちなみにイタリアのみならずヨーロッパの温泉は
ほぼ混浴で水着着用です。温度も低め。
ぬるいプールに泳がず浸かる、といった感じです。
イタリア人との会話に戻ります。
その人が「わたし、日本の温泉にも行ってみたいんだよね~。
ムフフ。でもどうしよう、緊張しちゃう!」
などと言うものですから、
内心何を緊張するのだ?と思いつつも
「そうね、日本の温泉はイタリアの人には少し熱いかもね」
と適当に答えましたら、この人ったら
「え、日本の温泉って水着を着ないんでしょう
裸で混浴なんでしょ?キャー♡」
などとひとりで喜んでいるのでした。
いったい何時の時代の話なんだい・・・?江戸時代かな。
どこで仕入れた話やら。
「あのねぇ、確かに裸で入りますよ。
でも男女別だからね。特別な温泉に行けば
混浴もあるけれど、お年寄りが多いんじゃないかな」
と答えましたら、「なぁんだ・・・そう・・・。」と
大変にがっかりした様子でした。
・・・あなたはいったい何を期待して緊張していたんだい?
色々想像して笑ってしまいました。