diario
それを「ど忘れ」と言って良いのか 7月11日
昨日の午後、魚ニカワ液をつくろうと思ったのでした。
このニカワ液は、古典技法の箔貼りにいつも使っているので
もう何百回と繰り返し作っています。
板になっている乾燥ニカワを小さく刻んで水にふやかし
翌日に湯煎で溶かせば完成です。
上の写真、右のシート状のものが魚ニカワ。
製菓で使う板ゼラチンとそっくりです。
左の瓶は魚ニカワを水に漬けたもの。
で、ですね・・・。
この何百回も作っているニカワ液ですが
1リットルの水に魚ニカワ4枚というのが大体の決まりと言いますか、
わたしがイタリアの学校で習った分量です。
昨日「さて作ろう」とおもったのですが、はて・・・。
突然、本当に突然この分量が思い出せなくなりました。
あれ、水1リットルに1枚だっけ?え、250ミリリットルに1枚だっけ・・・?
ネットで検索してみたら自分が昔書いたブログに行き当たり
無事に1リットルに4枚と確認できた次第です。
そうだそうだ、そうだった。
昔のわたし、書いてくれてありがとう・・・。
だけど、ニカワ液が作れて安心しつつ
自分の脳を心配しつつ、なんともドンヨリした午後でした。
いやはや。