diario
やりすぎちゃった? 5月20日
黒い小箱ばかり作っているとまた家族に笑われそうなので
(良いんですけどね、別に!開き直っております。)
ちょいと色味のあるものを作るべし・・・と
ダマスク模様をブルーグレーの濃淡で入れてみることにしました。
パスティリア(石膏盛上げ)で
箱縁にポチポチを入れて純金を貼り磨き
そしてベースに明るい青、模様をブルーグレーで入れています。
模様入れた。できた。金もキラキラ。
・・・でも、なんだか、こう・・・
既視感が漂いすぎるような。ありがち。
じゃぁ!ということで、ひび割れ加工をしまして
濃い色に調整したワックスを塗りたくりまして
▲ワックスコッテコテ
磨き上げて完成としました。
▲ピンぼけ失礼いたします・・・
鮮やかだった青が、ほとんどグレーになりました。
ひび割れ加工の割れ目にワックスが入って、古色感満載です。
・・・ちょっとコッテリやりすぎちゃった?
色のある小箱のつもりが、またもや暗路線・・・?
いや、でも良いのですこれで。
なんだかほら、ヴェネツィアの裏路地にある薄暗い骨董店で
埃を被っていそうな雰囲気になりましたでしょう?
「これはね、さるお屋敷から出たイワク付きの小箱でね、
特別なお客にしか見せていないんだ。だから秘密だよ・・・」
なんて、眼光鋭い店主が話し出しそうでしょう?
・・・ね?!(「うん」と言って下さい。)
このひび割れ加工小箱、ちょっと楽しくなってきました。
またやってみます。