diario
庭の攻防 5月06日
我が家は東京都23区内とは言え
(よく言えば)自然豊かな場所にありまして
ささやかな庭があります。
父がお仏壇から下げたご飯を鳥用の餌台に入れて
食べに来る様子を家族で楽しんでいます。
来るのは主にスズメとヒヨドリ。
▲ヒヨドリはいつもひとり。
ひよどりひとり。韻を踏む。
▲スズメはふたりで来る。
餌台、変な形と思われるでしょう・・・
この形に至るまで色々とありました。
この台は父の労作でして、数年前に完成した時は
額縁の付いた美しいお盆状のでした。
今はこの状況・・・
白い小さな器はお豆腐が入っていたケースを下げています。
小さい!そして下部の青い三角はネズミ返し・・・。
昔、社会科の授業で弥生時代の高床式住居を習いましたでしょう
その時に覚えたのが「ネズミ返し」、アレです。
柱を上ってきてもこの「返し」でそれ以上登れない仕掛けです。
美しい広い台だと植木からネズミが飛び移ってくる。
ネズミ返しがないと柱をネズミが駆け上ってくる。
なぜ小鳥は良くてネズミはだめなの?!同じ生き物でしょうに!
実際、庭を駆け回る(そうです、居ます・・・)
小さな野ネズミはとても可愛らしいのです。
ベアトリクス・ポターの絵本そのままの姿です。
でもねぇ、家に入ってくるのが、そして子孫繁栄しちゃうのが問題でねぇ。
そんな訳で、我が家の庭には小さな攻防戦が繰り広げられております。
今のところ餌台は父の勝ち、となっております。