diario
星いろいろ 2月15日
ウルトラマリンの青をベースに金の星を並べるデザインは、
それこそジォットのフレスコ画の頃から
(それ以前からかも)ある不朽のデザインでして、
わたしも小箱になんども繰り返し入れています。
今回は平たい正方形の箱に紋章風に入れてみました。
金の部分はすべて純金。
いつもの純金箔水押と、星模様と細い線模様は純金泥です。
この写真では分かりにくいのですけれど
やはり金泥で描くと絵の具の「金色」とは全く違うのです。
輝きが奥深く繊細といいましょうか。
描いていて楽しいのはもちろん金泥です。
中の布はグレーを選びました。
今あらためて見ると地味ですね。
斜光でみると筆跡がけっこうクッキリ見えます。
これはお好みですし程度もありますけれど
わたしは少々筆跡が残っているところに
ワックスで古色を付けた表情が好きです。
単調にならず、力強さや人肌が感じられる。ような。
いかがでしょうか。