diario
オウィディウスはかく詠いけり 9月18日
文字装飾でラテン語を入れましたシリーズ。
オウィディウス(Publius Ovidius Naso 前43年 3月20日
– 後17年または18年)の詩を引用しています。
“artibus ingenuis quaesita est gloria multis”
高貴なる藝術によりて多くの人々に光榮は獲得せられたり。
例によって、ラテン語文章の内容には
重きを置かず、文字装飾として。
オウィディウスに敬意を払いつつ!
蓋の模様とラテン語文字はマイクロ点々
(細いメノウ棒で極小の点を打つ)で入れていますので
光の角度で輝きます。
文字の形の影響かゴシック・リバイバル風に仕上がりました。
いかがでしょうか。
秋の「秘密の小箱」展に出品いたします。
11月9日から19日まで、箱義桐箱店谷中店にて。
ご高覧頂けますと幸いです。
箱外側寸法:60×52×33mm
木地にボローニャ石膏、赤色ボーロに純金箔水押し、メノウ磨き
点打ちで模様装飾、アクリルグアッシュで彩色
ワックスによる古色仕上げ。