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Firenze 2023 ー小箱営業珍道中前夜 6月22日

 

2023年1月半ばに到着したフィレンツェ。

ひと月の滞在期間中の目的は、小箱の営業でした。

なにせコロナ・パンデミック後初

3年ぶりのフィレンツェで街の様子も何もかも想像止まりでした。

 

わたしは今まで、いわゆる「営業」をしたことがありません。

ノウハウも無ければ方法も知らず

「行ってみて、目ぼしいお店を回ってみよう」としか考えておらず。

つまり「行ってみてから考える。」行き当たりばったり

まさしくいつものパターンです。

我ながら今さらながら、無知って恐ろしい。

 

 

出国前にどうしたものかと数人に相談し

一応のクリクルム(履歴書的な)と小箱写真

販売についてのお願い一覧(何と呼ぶのでしょうか)

それから小箱20個を担いで、いざいざ!

乗り込んだフィレンツェです。

 

ダメでもともと。期待しすぎずに気軽に。

でも後悔しないように精力的に!と考えておりました。

 

まずは額縁師匠のパオラと彫刻師匠のグスターヴォに

披露してご意見を募る。

そして、扱ってくれそうなお店を紹介して頂けないかと尋ねました。

ですが・・・パオラからは厳しいご意見が続き

グスターヴォは「へぇ、可愛いね。え?店を知らないか??

さぁねぇ・・・こういったことには疎いから。」でおしまい。

 

パオラ曰く

・とにかく値段が高すぎる

・オリジナル性がない

・街中の廉価なお土産屋で売っている小箱と差別化するのが難しい

などなど・・・

 

 

お先真っ暗・・・がっかり。

だけど、前途多難は最初から分かっていたこと。

二人の意見が全てではないのだ!と自分を励ましつつ

留学時代の友人L(先日のビステッカの友人です

にも見てもらいました。

 

パオラに言われたこと、自分の考え

具体的なプラン(今思えば行き当たりばったり過ぎプラン)

を聞いてもらったところ、Lが一言

「いいじゃん!営業回り、僕が一緒に行こうか?」と。

 

なんとなんと、わたしの折れかけた心が

シャッキリ立ち直った瞬間です。

 

かくして経験ゼロなわたしたち2人の

飛び込み営業珍道中が開始されたのでした。

こうご期待であります・・・つづく!