diario
今日からわたしは 6月05日
小箱を「販売しよう」と作り始めたころから
決めていたことがあります。
それは「同じデザインの小箱は作らない」ということ。
以前に少しお話したことがありましたが
まるっと同じデザインとサイズの小箱は
今まで作らないようにしていました。
同じ模様でも技法違いや色違い、サイズ違いと
少しずつ変化させています。
本当はそれも出来れば避けたい気持ちでした。
3月の阪急うめだ本店での催事で、お客様に
「同じデザインの小箱は作らないようにしています」
とお話したところ「ええっ?!」と驚かれました。
その様子を見てわたしも「えええっ?!」となったのでした。
そんなに意外なことでしたでしょうか。
▲桜咲くころのアトリエLAPIS 生徒さんが少ない日に小箱磨き中
以来なんとなく「なぜ同じものを作らないのだろう?」と考えていました。
ひとつは単純に「マンネリ化したくない」があります。
でもそれだけではない。
思い返してみれば・・・
一番最初、小箱を初めて作ったころは
友人知人にプレゼントする目的で作っていました。
だからと言う訳ではありませんが
「このデザインはあの人のためのもの」のような気持でした。
同じものを作って販売したら
差し上げた相手に申し訳ない気がする・・・と言うか。
だけどまぁ、そこまで考える必要も
ないのかもしれない、と思い始めました。
差し上げた方は何とも思わないのではないかしら、と。
そして何より
とても好きなデザインの小箱は再度作りたいのですもの!
前置きが長すぎました。つまり
「今日からわたしは以前作ったデザインの小箱を再度作ります」
の宣言でございます。
好きなら飽きるまで作ってみよう。
その先にも何かあるだろう。
と、思う今日です。