diario
Firenze 2023-グスターヴォの仕事 4月06日
わたしがフィレンツェに着いて最初の1週間は
雨ばかりでした。そして寒い。
ダウンコートを持って行かなかったことを後悔しつつ
彫刻師匠のグスターヴォの工房へ行きます。
「来年80歳だぞ~!ワハハ」と笑いながら
とても頼もしく逞しいグスターヴォ。満面の笑顔です。
祭壇型額縁と思いきや、中央の半円アーチ部分は
ガラス扉になって開閉できるようにするのだとか。
ちょうどアーチを作っているところでした。
後ろの机を見ると、これまた素敵な額縁があるではないですか!
・・・額縁かな?
欠けていた彫刻部分を再現したんだよ、とのこと。
花飾りの部分です。
「これは何?」と訊ねたところ
「サン・ロレンツォからの修復仕事で、明日納品に行くのだ」と。
なんと、明日納品?!わたしも連れてって~!!
と叫びましたら快諾してくれたのです。
サン・ロレンツォ教会とはメディチ家菩提寺で有名な
あのサン・ロレンツォ教会です。
あんなに大きくて重要な教会の仕事もしているグスターヴォ
まだまだ元気で手元も確かですから素晴らしい。
わたしもこんな風にいつまでも
楽しく作業出来たら、と思いました。
さて、次回はいよいよサン・ロレンツォ教会の裏側に潜入ですぞ。
つづく!