diario
「青き衣」じゃない 3月27日
先日、鼻歌交じりに純金箔を貼り終えた小箱を彩色しました。
「ここはキリッと青と赤にしちゃおう」と思いまして。
緑がかった明るい青と濃い赤を選びました。
塗り終えて、なにか・・・
なにかとても良く知っているものを思い起こさせる。
それはナウシカの「青き衣」なのでした。
▲分かる方にはわかって頂けると期待します。
王蠢の体液に染まった衣・・・
模様の感じとか青の色味とか、似ていませんか。
(「風の谷のナウシカ」をご覧になっていない方には
何のことか分かりませんよね。すみません。)
そう思うともう、そうとしか見えなくなる不思議。
これはまずい・・・。
「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし・・・」
大ババ様!違います、これは金色の小箱なのです!
ユパ様に相談しまして(嘘)、これは強めの古色を付けて
「脱・青き衣」を狙うべし、となりましたので
つや消しにしてからワックスとパウダーで汚して
青の色味を変えました。
▲ いかがでしょう、「青き衣」感は遠ざかりましたでしょうか。
最初は我ながら「まさかのお蔵入り?」と
どうなることやらハラハラしましたが
古色を付けてみたらすっかり気に入りました。
笑ってしまう。
何となく祭壇型額縁の装飾模様にも見えてきました。
かなり贔屓目ですが!
そしてもう一度「風の谷のナウシカ」を観たくなりました。
箱の内側に貼り込む布を何色にするか悩んでいます。
でも青は選ばないつもりです。
・・・いや、やっぱり青ですかね??