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古典技法額縁の作り方見本を作る ボーロ塗り、そして愛は必要なのか問題 7月18日

 

引き続きAtelier LAPIS の展覧会に向けて

制作中の「古典技法額縁の作り方見本」額縁

その制作風景をご覧ください。

 

1回目「木地に下ニカワ、ボローニャ石膏塗り磨き

2回目「模様下描き、パスティリア

本日3回目は箔準備の「ボーロ塗り」です。

 

古典技法(いわゆるヨーロッパの中世以来

伝統的な絵画・額縁制作技法)では

箔を貼る下地としてボーロを塗ります。

このボーロ下地が無いと「水押し」

と呼ばれる技法での箔貼りができませんので

大変重要、かつ特徴的な工程です。

 

ボーロは主に赤・黒・黄色3色。

見本ですので3色のご紹介をしてから

必要部分に赤と黒を塗り分けます。

 

▲まず黒。深くてかっこいい黒です。

・・・敷いた新聞「女性には、やはり愛が必要なのか?」が気になる。

もちろん必要です。愛が必要なのは全生物当然でございましょう。

 

▲つづいて黄色。

「若くキレイでありたい女性は、愛が必要であるはずだ。」

・・・年齢相応でいたい女性も老人も、男性でも子供でも愛は必要。

 

▲そして赤です。

下に敷いた新聞記事はもう見ないことに。

 

今回は赤ボーロに金箔、

黒ボーロには銀箔を貼る予定です。

これぞ「ザ・古典技法」でございます。

 

ボーロとはいわば粘土。

これをニカワ液で溶いて塗ります。

ボーロが乾いた後、水を塗って箔を置くと

溶けだしたニカワが糊になり箔を接着し

さらにメノウ棒(貴石のメノウ)で

磨くことでより圧着する、と言う原理のようです。

 

▲ボーロ作業終わりました。

 

このボーロの色は顔料とも違う深みがあって

とても不思議に魅力的なのです。

箔を貼らなくても美しい、と思っています。

 

「愛をください wowwow 愛をください zoo・・・」

この歌詞が頭から離れなくなりました!