diario
実は派手好み? 6月02日
引き続きオーソドックス点々小箱です。
点々打ち(刻印)を終えまして
次は彩色です。
卵黄テンペラにするか迷いましたが
今回はアクリルグアッシュで。
▲パレットは愛用のお豆腐空き容器・・・
磨き上げた金箔の上に彩色すれば
テンペラにせよアクリル絵の具にせよ
定着するのは難しくて
経年や使用で、いずれ擦れたりして
彩色は剥がれてしまうのです。
もちろんニスを厚く塗るなどで
定着を強める方法もありますが
経年変化も持ち主だけのオリジナル
として楽しんでいただきたい。
そんな気持ちで描いています。
▲ルネッサンスの写本装飾風に
いや、それにしても。
派手でございますな。
わたし、そんな派手好みでは無い
つもりですけれど、だいたい
「金が好き」などと言っている時点で
地味好みとは到底言えませんね。
キラキラ金ではなくて
すり切れたボロボロ金が好き・・・
これはなんと表現するべきか?
この小箱は暗めのワックスをかけて
もうちょっと落ち着いた色味に
仕上げるつもりです。