diario
秘密の小箱の使い方 4月11日
3月末に参加した大阪の阪急うめだ本店の
催事では、はじめて小箱をたくさんの方々に
見て頂く機会になりました。
有り難いことに、わざわざ小箱を見に
お出かけくださった方々もいらっしゃいますが
通りすがりのお客様もたくさんいらっしゃいました。
そうした「偶然に小箱を手に取った」方から
いちばん受けたご質問は
「これ、何を入れるの?」でした。
もちろん何を入れて下さっても御自由なのです。
ジュエリーでも貝殻でも小石でも。
だけど、そうか、箱とは「物を入れるもの」
である限り、用途が必要なんだ。
普通はみんなそう考える。
分かっていたけれど、やっぱりそうなんだ。
わたしが作る小箱の存在目的・・・
小箱の中に何を入れても良いし
何も入れなくても良い。
毎日開け閉めして使うよりも
思い出の品をいれて閉じておくもの。
ひとりで手に取りひっそりと眺めて、
たまに蓋を開けてニンマリとして
また隠しておくもの。
どこか秘密めいた謎の小箱。
極々プライベートな楽しみとして
「ただ持っているだけでも楽しいもの」
として扱って頂けたら嬉しい、と思います。