diario
ボロの前にはピカ 2月17日
今回作ってる額縁は全面彫刻で
最終的に古色仕上げの予定です。
古色付けにもいろんな方法があって
工房や職人によっても千差万別。
それでも共通しているのは
古色加工する前にきっちり仕上げる、
加工はその延長上にある、です。
金箔の古色仕上げも、凹凸すべてに
きちんと金が貼られていないと
美しい古色仕上げにならないのが
辛いところなのでございます。
凹凸の凸は磨り出して箔が無くなるけれど
金箔は貼りやすい。貼りやすいけど
最終的に無くなる。でも貼らねば。
凹凸の凹は金箔がとても貼りづらい。
でも加工後にも残る。だから貼らねば。
貼ってないと取れない。
貼らないと残らない。
そんな訳でして、今日も今日とて
全面に金箔を貼り貼りしております。