diario
梨地風細工に挑戦 11月15日
先日のAtelier LAPIS展には
講師数人も出品いたしましたが
その中で井上雅未花先生の作品から
目が離せなくなりました。
井上先生はテンペラで可愛らしい
猫や小鳥を描いていらっしゃるのですが
作品には箔を使った装飾も入っています。
(写真をご紹介できず残念です!)
その箔の細工が、なんと言いましょうか
ものすごく細かい点で模様を打ち出していて
あまりの細かさに仰天してしまった!
その作品に感化されまして、わたしも
いざ細かい細かい点刻に挑戦でございます。
小箱に純金箔をきっちり貼り磨き、
模様を下描きして準備完了。
そこからは極細のメノウ棒
(ポーセレン用)でひたすら点打ちです。
アウトラインを点で起こしたら
模様を点で埋めていきます。
てんてんてんてん・・・そしてつづく点打ち。
隙間なく点で埋め尽くすと、徐々に
艶消しの梨地風になります。
このサイズの模様で3時間かかりました。
これが早いのか遅いのか分かりません。
大変だったけれど恐れたほどでは無かった。
・・・ような気がするような。
なににせよ達成感は大いにあります。
今回は成功。次回もっと大きな小箱に
この梨地風細工で模様を入れようと思います。