top » diario

diario

Firenze 2020-21 7月12日

 

フィレンツェのアルノ川沿い

ポンテ・ヴェッキオから下流方向に

すこし行った先にある教会

Chiesa di San Salvatore in Ognissanti

オニッサンティ教会があります。

 

町の中心部から少し離れていることもあって

留学中も含めて一度も訪れていない教会。

ですが、それはそれは素晴らしい教会で、

返す返すもなぜ今まで行かなかったのかと

自分を不思議に思うばかりです。

アルノ川右岸をてくてく歩く途中

風船お兄さん発見!幸先が良さそうです。

 

正面ファサードはバロック様式ですが

派手さが無く女性的でエレガントなのが

さすがフィレンツェ・・・なんちゃって。

 

 

内部は想像以上の装飾で、暗く重厚です。

目当てだったギルランダイオのフレスコ画

「最後の晩餐」がある部屋は残念ながら

午前中のみの公開で見られず。ですが

本で何度も繰り返し見ていたフレスコ画2点を

しつこくじっくり鑑賞できました。

どちらも保存修復されて色鮮やかで美しい。

 

ギルランダイオ「書斎の聖ジローラモ」

 

ボッティチェリ「書斎の聖アゴスティーノ」

ピンボケ!すみません。

それにしても教会内部が暗い・・・

 

この教会が有名な理由のひとつは

ボッティチェリのお墓があることです。

思えば大学生の頃、ボッティチェリに嵌り

フィレンツェを夢見るようになったのでした。

 

奥にある礼拝堂の角にあるお墓。

案内板が無ければ分からないような

質素なお墓なのが意外だけど、

彼の寂しい晩年を考えると理解できるような気も。

 

ボッティチェリに導かれて

フィレンツェとのご縁が持てたわたしです。

ボッちゃん(と親しみを込めて呼んでいる)

どうもありがとう・・・と感慨深くおもいました。

 

オニッサンティ教会、つづきます。