diario
裂地爛漫 違う方角からのアプローチ 7月01日
少し前のことですが、
いつもお世話になっている方から
素敵な本を頂きました。
以前にも茶箱の本2冊をくださった方です。
わたしの普段のアプローチとは違う方向から
心と意識を刺激するものを紹介してくださいます。
京都西陣にある茶道帛紗専門店「北村徳齋帛紗店」の
あつかう裂地を、短い文と美しい写真で紹介しています。
日本オリジナルの模様、中国の模様、さらに
インド、ペルシャ、ポルトガルから伝わった模様など。
額縁のデザインとは全く違うけれど、それでも
モチーフの配置バランスや色の組み合わせは
おおいに勉強になります。
お茶の稽古では裂地の名前を覚える必要があって
裂地にたいする興味もどんどん深くなります。
普段の稽古では「鶴岡間道」という落ち着いたチェック柄の
小帛紗を使っていますが、なんだか金襴や緞子、モールの
華やかな小帛紗が欲しくなってしまいました。
こんどいつか京都に行った時に北村徳齋帛紗店に
行ってみようかしらんと思い始めています。
稽古の励みに1枚だけ、ということにして。
この本を眺めながら、どれにするか目移りしています。
呑気でしあわせな悩みですな・・・。
「北村徳齋の仕事 裂地爛漫」
北村徳齋
株式会社 淡交社
平成29年9月29日 初版発行