diario
ワックス実験悲喜こもごも 4月22日
ずいぶん前、2017年に
完成させました彫刻の額縁は
市が尾のAtelier LAPIS に飾らせて頂いたり
サンプルとして手元に置いていましたが
どうも・・・なんだか気に入らない。
4年経って感覚や好みが変わったのかも
しれません。
▲以前の状態。汚しが不自然なのです。
気に入らないなら変えてしまえば良いじゃない?
なにせ自分で作って自分で持っている
額縁なのですから、遠慮は必要ありません。
まずはスチールウールで磨ります。
同時に以前に付けた古色のワックスや
パウダーも取り除いてしまいましょう。
そして改めて褐色のワックスを塗ります。
このワックスは最近手に入れたもので
今までのワックスと少し違います。
今までは留学時代に教わったレシピで
調合していたワックスなのですが
今回の新しいワックスは市販品。
実験もかねて使ってみることにしました。
▲黄色味が抑えられ、濡れた感じ。
ふうむ。
今までより褐色が強いイメージです。
そしてなんだか・・・日本の他工房の製品の
色とツヤに似ているような?
言ってしまうと「日本製っぽい」ような。
以前に「KANESEIの金は色が軽い」と
言われたことがあるのです。
他製品より黄色味が勝っていて重厚感が無いと。
いろいろと謎が解明されてきました。
今までの自作ワックスも
今回の市販ワックスも
一長一短あるのです。
まだ調整が必要だけれど
使い分けることができそう。
手持ちの札が増えましたよ・・・フフフ。