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Firenze 2020-16 3月18日

 

朝一番で乗り込んだピッティ宮殿の

パラティーナ美術館ですが

日曜日なのになんと休館!

受付の女性に

「今日だけ休みなのよ~残念ね」と

慰められてしまい・・・さて。

せっかくなのでピッティ宮殿のお庭

ボーボリ庭園へ参りましょう。

 

なにせ日曜の朝一番でしたので

わたしひとりの貸し切り状態。

聞こえるのは鳥の声と風の音、

そして砂利道を歩く自分の足音のみ。

それはそれは素晴らしい朝でした。

 

▲人っ子一人おらず、現実離れした雰囲気で

ついうっかりメディチの奥様気分になってしまう。

この庭はわたくしのもの。ホホホ・・・

 

▲けっこうな山坂がある庭園なのです。

 

▲ロマンチックな小道の先にある建物。

こんなところに住んでみたい。

 

▲本当に誰もいない。ちょっと不安になるくらい。

 

▲かの有名な(?)ヴァザーリの回廊の終着点。

 

▲「TI AMO」(あなたを愛している)

こんな落書きは世界共通ですな。

 

▲丘の上には素敵な建物。

以前はカフェテラスだったけれど今は閉まっていて残念。

 

▲そして振り返ると街が一望できる。

 

今年2021年のいま、トスカーナ州は

コロナの感染状況による措置により

オレンジゾーン(部分的にレッド)

半ロックダウン状態だそうで、

美術館、博物館などは閉鎖されているとか。

この春の一番美しいときに

誰も訪れることのないボーボリ庭園は、

きっと2020年2月におわりに

わたしが行ったときとおなじように

朝だけではなくて午後も夕日の時間もずっと

鳥のさえずりと木々を揺らす風の音だけが

響いているのだろうなぁ、と

寂しく美しい様子を想像しています。

 

つぎにイタリアへ行けるとき、

どんな季節であっても

(寒風でも真夏のカンカン照りでも)

また人がいない朝一番で乗り込んで

ボーボリを鳥といっしょに

ひとり占めするのだ!

だってきっとわたしだけではなくて

ボーボリの森に帰りたがっている人は

沢山いるはずですから!

・・・と、今から作戦を練っております。

 

うう~、イタリアに行きたい。