diario
響いて届いた言葉 3月01日
もう何年も前に、カウンターの席で
偶然となりになったオジサマから
突如いただいた、ある言葉があります。
お店の紙ナプキンにボールペンで書かれていて
お酒の席の一興といった感じで帰り際に
「この言葉を君にあげよう」と渡されたのでした。
わたしの身の上話もしていませんし
お悩み相談をしたわけでもなく、
わたしは同席した方々の話を
聞いていただけだったのですけれど。
だけど、その時のわたしの心と脳に
ドカーーン!と入り込んで、
あまりの衝撃にぎょっとした記憶と共に、
未だにこの紙ナプキンは見えるところに置いています。
いまは目に入るたび、肩をポンとたたいて
励まされている気持ちになります。
そうして「ああ、そうだな」と落ち着きます。
「心配するな、工夫せよ」
タイミングと言葉 必要とする人にバシッと届いて
ガチャッとはまった瞬間だったのですね。
ものすごく個人的だけど、
ものすごく衝撃的な出来事ってまれに起きます。
このオジサマ、どなただったのか
なぜわたしにこの言葉をくださったのか
もはや知る由も無し。永遠に謎なまま。
でも知る必要もないのかもしれません。
この言葉、生涯たいせつにします。