diario
Firenze 2020-11 1月07日
ことしも引き続き2020年2月の
イタリア滞在記をご紹介させてください。
ローマへの日帰りの旅、
カントさんのアンティークフレームギャラリーと
ミルコさんの額縁修復工房を見学したあと
インプットされた情報の多さと興奮の疲れで
ちょっと一息入れなければ・・・ということで
おふたりにはお暇を告げ、ひとりになって
ぼんやりとローマを散策することにしました。
てくてく歩いて頭と心の整理をします。
▲カントさんギャラリーの近く Via Giulia
石畳の石の大きさも歩道も建物の色もデザインも
なにもかもフィレンツェと違う。
▲そしてテヴェレ川へ。奥にヴァチカンの
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えています。
フィレンツェのアルノ川より大きくてゆったりとした流れ。
この教会には我が師(自称弟子のわたし)
フラ・アンジェリコの墓所があります。
じつはここを訪ねるのは3度目です。
でもいつも閉まっていてまだ一度も入っていません。
なんでしょう、また来てねってことでしょうか。
嫌われているのか運命か。お師匠様・・・。
(開いている日時を調べない自業自得!)
ものすごくがっかりして、そのまま
斜め前にあるパンテオンに向かいます。
▲パンテオンの斜め裏側から。
相変わらずの空の青さがすがすがしい。
パンテオンでは天井の穴から真っ青な空を眺めました。
この天井の美しい模様と光を見ると落ち着きます。
それにしてもいつも混んでいるパンテオン・・・
この頃はまだコロナ禍は遠い感覚でした。
いま思えば、このぎっしり観光客のなかに
感染者がいた可能性も十分あったわけですが。
早々に出まして、さて。
帰りの電車まであと2時間ちょっとあります。
せっかくですからまだ知らない美術館へ
行くことにいたしましょう。
近くにある「ドーリア・パンフィーリ美術館」へ
向かうことにしました。
つづきます。