diario
Firenze 2020 -2 8月24日
2月初頭からイタリアのフィレンツェへ
彫刻修行に行ってまりました。
もうずいぶん前にお話ししました「弟子入り修行」先
グスターヴォさんの工房です。
工房のあるサンタ・レパラータ通りへは
アパートから歩いて15分くらい、
シニョーリア広場を抜けてドゥオーモの前を通り、
サン・ロレンツォ教会の横からさらに北上。
観光名所を眺めつつ早歩きで気持ちが良い通学路です。
日本から持ってきた木地と彫刻刀、そして
お菓子のお土産を担いでいざいざ!
初日は朝いちばんで工房にてご挨拶、そして
さっそく翌日から特訓が開始されたのです。
▲グスターヴォさんもわたしもまだお互い様子見といった感じ。
そして出だしからびっくりする。
何に驚いたかと言えば、まず出だしは三角刀で
アウトラインを取ってしまうということ。
留学時に学校の彫刻の授業で教わったっけ??
いや、これがプロの時短+技術か??
頭はぐるぐる、そして「さぁやってごらん」と言われて
・・・ふたりで固まってしまいました。
だって出来ないのですもの!
大きな三角刀を滑らかなカーブで均一の深さで
彫り進めていくには相当な腕力と握力が必要なのです。
わたし、自慢ではありませんが(いや自慢だけれども)
腕力と握力は女性としてかなりあるのですよ。
なのにまさか出来ないなんて初日から自信喪失。
どうにかカーブを彫れても、最後に止められない、
あまりに力を入れすぎて彫り抜けてしまうのです。
前途多難な始まりの日なのであります。
continua…