diario
そして hori-makuha-3と初心 8月13日
先日完成をお披露目しました hori-makuha-2 額縁は
ドローイングを額装してお客様にお届けしました。
そして後日に「もっと古色を強くしてください」
とのご注文により、さらにガシガシと加工をしました。
▲加工後
▲先日ご覧いただいた加工前
イタリア留学時にパオラとマッシモが経営する
額縁工房に押掛け弟子入りをしたのは
彼らの作る額縁の古色加工に憧れたからでした。
そして帰国してひとりで額縁を作るようになったら
日本では古色加工をした額縁はおもったより
受け入れてもらえない・・・ということが分かって
以来、無意識に強い古色付けは避ける気持ちに
なっていたようです。
そして今回「金がほとんど無くなるくらいまで
強い加工をしてください」とのご注文をいただき
ここぞとばかりに叩いて擦って汚してみたわけです。
出来上がった額縁は「そうそう、これこれ!」
と嬉々としてしまうような、初心を思い出すような
仕上がりになりました。
ああ、やっぱり私は古色加工ガシガシの
額縁が好きなのだな~!と再確認いたしました。
こんな額縁を作らせていただけてわたしは幸せです。
この額縁は hori-makuha-2 の加工後ですから
同じ額縁ですけれども、あえて今回は
hori-makuha-3 と新たな名前で置くことにします。
「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。