diario
今までとは違う気持ちで 2月10日
ベルナール・ビュフェ美術館に行きました。
一緒に行った人の希望で立ち寄りましたので
わたしは何となく、大した興味もなく行ったのですが。
久しぶりに、というのもなんですが
とても感動しました。
期待していなかったのも大きいかもしれません。
(失礼な話です、すみません。)
▲写真はベルナール・ビュフェ美術館H.Pからお借りしました。
ビュフェの作品はいままでにも何度か
目にすることはありましたが、正直なところ
あまり好みではなくて流し見していました。
今回、若いころの作品から小品、大作など
まとめて鑑賞することができました。
第二次大戦中にもあきらめずシーツに描いたこと
自画像をずっと描き続けていたこと
特徴的な黒い線が誕生したころのこと
苦悩したこと、感じたこと考えていたことなどなど。
作品もさることながら、専門に扱う美術館なので
丁寧に解説、展示がされていたことで理解が深まりました。
美術館設立者がビュフェ作品にほれ込んで集めた
とのことで、その愛情と熱意も感じられました。
額縁もスタイリッシュでかっこいいものがありました。
ガラスが入っていないので、絵の色艶やタッチが
手に取るようにわかるのも素晴らしいのです。
以前に流し見していたころと比べて
自分の精神状態も経験も変わったからかもしれません。
でも今後またビュフェの作品を観る機会があれば、
きっと今までとは違う心持で鑑賞することが
できるような気がします。
東京からすこし遠いけれど、旅気分でぜひ。
おすすめです。