diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2019年1月№2 1月13日
とても精力的に制作して下さるAさん、
はやくも3点目の額縁です。
木地にボローニャ石膏、赤色ボーロに
純銀箔、テンペラでグラッフィート。
端先の垂直面には赤色ボーロを残しています。
角度によってちらりと見える赤が印象的です。
この模様は、まず純銀箔を貼り磨き、
その上に黒色のテンペラ絵具で塗りつぶし
模様を掻き落として下の銀を出すという
手の込んだグラッフィート技法で表現しています。
銀箔を丁寧に仕上げておかないと、上に塗る
テンペラ絵具もきれいに落とせません。
側面にも模様を入れるのはまさにAさんオリジナル。
わたしには「目からうろこ」でした。
人それぞれいろいろな表現があるのです。
Aさん、新しい提案をありがとうございました!