diario
額縁の作り方 26 ミッチャクロン 11月11日
夏に「型取り方法」でご覧いただいた
ドイツ製祭壇型額縁のコリント様式柱の土台。
無事に取り付けまして、金箔の貼り直しをいたします。
この額縁はそんなに古いものではありませんので
木材と石膏のみではなく、部分的にプラスチックの装飾や
金属製ライナーも取り付けられていて複雑です。
ひたすら掃除をした後はアルコールで脱脂して
「ミッチャクロン」(プライマー)を吹き付けました。
▲庭の一角でスプレーします。
部分的に色が違うのは欠損部分を再成形したところ。
プライマーがあれば、複数の材を使った土台も
均一になって上に塗装することができます。
ミッチャクロン(わかりやすい商品名)はとても便利。
まさしく下地と上塗装を密着させてくれます。
ホームセンターやネット通販で容易に手に入ります。
ミッチャクロンがあれば、大体のものの塗装ができる
といっても過言ではないでしょう・・・たぶん。
ミッチャクロン塗布前にはかならず
最初にしっかり脱脂しておくことと、
乾くまで時間がかかるけど待つ。
わたしはこのふたつに気を付けています。
今回は純金箔をミッショーネ(箔用糊を塗って貼る)で
全面に施す計画です。
まずはミッチャクロンが乾いたところで
赤色ボーロ風のアクリル絵の具を全面に塗って下地作り。
色が整うときれい。
さて、この後はいよいよ箔仕事ですぞ。
いつもと違う方法での箔仕事、そわそわします。