diario
小さなかわいこちゃん4 10月25日
久しぶりになりました「小さなかわいこちゃん」
小さい祭壇型額縁であります。
金を貼り磨き、いよいよ装飾をします。
▲装飾模様の下描きを作りました。
当初の予定では、金の上にテンペラ絵具を塗り
絵具をかき落として金を出す「グラッフィート」で
ルネッサンス風模様を入れるのでしたが、
ご注文くださったお客様が「せっかく金だし
やはり全面金で仕上げてほしい」とのお話。
合点承知でございます!ということで
細いメノウ棒で点を打って模様にします。
カーボン紙で模様を転写して、点を打つ。
磨かれた金の上のカーボンはティッシュで拭えば
すぐに落とすことができます。
その代わり手で触っても落ちてしまいますから
狭い範囲を転写して打って、また転写して、と
繰り返すほうが安全です。
この技法、なんでしょうか。やはり刻印でしょうか。
メノウによる点刻印、とでもさせていただきます。
この極細のメノウ棒は大変便利です。
額縁やテンペラ画用ではなくポーセレン用。
陶器の絵付けで使うために作られたメノウ棒です。
東急ハンズで購入しました。おすすめです。
落とすとすぐに折れますので扱いは要注意。
てんてん、てんてん、てんてんてん・・・
ひたすらに点々打ち。
今宵もまた「♪か~さんは~夜なべ~をして~」と
歌いながら夜なべ点々作業です。