diario
額縁用じゃなくても額縁に。 10月21日
いつもお世話になっている額縁材メーカーさんから
新しいカタログが届いて、新商品にわくわくしつつ
さっそく新商品木地を使った額縁を作っています。
アユース材の薄い木地に丸〇とフリルのような
ちょっとした彫刻をしました。
この木地、メーカーさんのお話によると
額縁用ではなくて建材(内装)用として作ったとのこと。
どおりでドロ足(裏側にある、絵を入れる枠)がありません。
▲だいぶ薄くて華奢な木地なのです。
▲裏。ぺらっと薄くて、いわゆる額縁の形ではありません。
ドロ足がないので薄板を組んであるだけ、といった趣き。
たしかに額縁と建築は切っても切れない仲です。
額縁は元はといえば窓枠や扉枠から派生していますから。
建築の様式はそのまま額縁の様式に通じます。
2016年2月に完成した「
内装メーカーの棹木地を使って作ったのでした。
この時もやはりドロ足を作りました。
さて、このままではただの四角い木・・・ですので
ドロ足を取り付けます。
▲10×25mmの材を組んで取り付けます。
これから濃い茶色に染めて、ワックスで古色を足して
かわいらしい犬の版画を納める予定です。
新しいデザインの額縁を作る楽しさ、格別です。