diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2019年7月 7月01日
さぁ2019年も後半に入りましたぞ。
気持ちを入れ替えて、さらに進みます。
今日ご紹介するIMさんの額縁は、とはいえ
6月末の様子です。
美しい風景画(もちろんIMさん作)用にと
制作し始めた額縁、端先に純金箔をつかって濃茶色に塗装し
さて。なんだかシンプルすぎると思われたIMさん
四隅に金で装飾模様を入れようと思う、のこと。
それも悪くない。でも
額縁の印象が過剰になる予感がする・・・とお話しました。
色々とご提案、ご相談の結果、まずは磨り出しをしてみることに。
▲角を木槌でほんのすこしだけ丸くして、スチールウールで磨ります。
下地に塗った赤茶色がうっすらと見えてきました。
額縁に表情ができはじめています。
慎重なIMさんですので、ひとまずこれでお終い。
茶色一色で少々重かった額縁が、磨り出しによって
柔らかさと軽さが出てきましたよ。
もし気が変わったら(変わらないかもしれないけれど)
もう少し磨ったり、端先になにか足したり
当初の計画通り装飾を足してみることもまだ可能です。
迷った時は仮額装して、しばらく眺めて暮らす。
そうすると徐々にアイディアや方向が見えてきます。
IMさん、完成したらまたぜひ披露してください!
楽しみにしております。