diario
憧れの人に近づきたい 棟方志功とメガネ 6月28日
いま府中市美術館では「棟方志功展」が
開催されています。
先日トントコと観に行ってまいりました。
タイトルに「連作と大作で迫る版画の真髄」と
ありますように、いままで観たことが無かった
巨大な作品に圧倒されました。
大作とはいえ木版画なので、何枚もに分割して
版木が作られ刷られ、貼り合わせてあります。
それぞれ1枚ずつの墨の色の違いやつなぎ目のずれが
何とも言えない「美しさと迫力の大切な一味」でした。
その数日後に TokyoConservation の修復スタジオで
室長に「展覧会良かったですよ」と話したところ
「実はね・・・」と新しいメガネを見せてくださいました。
ツルの裏には「MUNAKATA」と。
とても美しく力強い形。男性向きですね。
棟方志功が黒縁メガネをかけていたのは有名ですが
そのオマージュでしょうか、こんなメガネがあるとは。
室長は以前から「棟方志功をとても尊敬している」と
話しながら、モノマネ(!)も披露してくださるのです。
このメガネをかけた室長、さらに棟方志功に
近づけるのではないでしょうか。
憧れる人の名前が入ったものがあれば
それは身近に置きたいですよねぇ。いいなぁ。
わたしは誰の何が欲しいかな、
ワイエス、バルテュス、有元利夫か・・・
フラ・アンジェリコ?
ふむ。