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Firenze 2018 tempo calma №12 5月31日

 

今回の旅の大きな目的のひとつに

「pfeil社の彫刻刀を買うこと」がありました。

スイスのメーカーpfeil社の彫刻刀は

西洋木彫(と言うのでしょうか)を

なさる方はおそらく皆さんご存知の会社。

グスターヴォさんはじめイタリアの彫刻師も

pfeil製の彫刻刀を使う方が多い印象です。

 

フィレンツェの中心、ドゥオーモのすぐ北側に

「Ferramenta Paoletti」はあります。

金物屋、道具屋、と言ったところでしょうか。

 

▲うっかりすると通り過ぎてしまう、間口が狭いお店。

作業服の男性から初老のご婦人までお客さんが多い。

 

▲プロも使う工具からデザインカッターやエアブラシのノズル、

古典的な道具から水道部品まで、扱う商品は幅広い。

 

▲こんなかわいい吊金具も。大小ふたつずつ買いました。

 

そして、ありましたよpfeilの彫刻刀。

▲刃物がぎっしり・・・pfeilのシリーズが奥に並ぶ。

 

お店の在庫に欲しい号数がなくても、

なにせスイスはイタリアのお隣ですから

その場でpfeil社へ電話注文してくれます。

おおよそ2営業日後にはお店に到着。

 

フィレンツェは革で有名な街でもあります。

パオレッティオリジナルの道具巻もあって

革の色(黒、赤、茶、緑から選べる)

ポケットの数の希望を言えば

これまた2営業日後に特注道具巻が届いています。

赤の皮で12ポケットをお願いしましたら

日本円で5500円くらい(記憶はすでに遠い)でした。

 

 

▲革の良い匂い。裏地もしっかり、うつくしくて丈夫です。

この品質でこの価格、大変良心的であります。

 

時間が限られている中で、この対応の早さは

ほんとうにありがたい。

英語も通じる、とても親切な家族経営のお店です。

 

地元密着でプロの業者さんも頼りにしている

パオレッティさんのお店のご紹介でした。

 

Ferramenta Paoletti

13 R, Via de’ Pucci, 50122 Firenze