diario
合わなければ合わせよう 5月22日
日本とイタリア、伝統を大切にするのは同じでも
金箔の規格サイズが違います。
とても小さなことだけど、わたしには大問題。
わたしが箔置きに使う道具はイタリア規格ですが
なにせ日本の金箔はイタリアの金箔より
2cm近くも大きいのですから。
イタリアの金箔1枚の幅に合わせた箔刷毛は
(箔を移動させる刷毛。日本の箔挟みの代わり)
日本の金箔1枚には小さいし、半分には大きい。
なので、日本の金箔半分サイズに合わせて
切っちまいます。
▲柔らかく弾力のある毛が厚紙の台紙に挟まれている。
リスの一種の動物の毛、とのことですが。
切り口を額縁模様のテープで保護して完成です。
おまけで繕い用の小さいサイズの刷毛も出来て
便利便利、一石二鳥でございますよ。
道具は使う対象に合わせて作られる。
使う対象が変われば道具も変わる。
合わなければ合わせちゃいましょう。