diario
サンソヴィーノチャレンジ つづき⑤ 4月24日
いつから作りはじめたのかもはや
記憶がさだかでないサンソヴィーノ額縁、
調べてみたら昨年2018年6月でした。
構想時間もふくめるとほぼ1年。
やれやれでございます。
前回は金箔を貼っている作業を
ご覧いただいたのですが、今日は
いよいよ満を持して(?)仕上げです。
白木部分には水性ステインという
木部着色剤を塗ります。
磨いた金と茶色のコントラストが生々しい。
そして古色付け。
叩いて凹ませ、磨り出して下地の赤を見せて、
茶色のワックスを塗り込み「ほこりパウダー」をはたく。
満身創痍の身に油と粉塵を塗りたくるという
まさに「額縁の拷問」、可哀想ですけれど
心を鬼にして。
さて、汚しを付けたらパウダーがなじみ
ワックスが乾くまでしばらく寝かせます。
やわらかいウエスで磨いて、足りなければ
同じ作業を繰り返し、好みの「古さ」を表現します。
完成目前です。