diario
美しい道具を使いたい 2 2月13日
先日ご覧いただいた彫刻用の木槌は
じつは2本作ってもらったのでした。
重いのと軽いの。使い分けができます。
その重い方に金箔を貼ってみました。
祭壇型額縁の作業中ですが、ちょっと遊び。
ひとまず金箔を磨いただけですけれど。
わー、かわいーい。
もう完全に自己満足の世界でございます。
ムダな装飾?
いえいえ、そんなことはありません。
古典技法の額縁制作もそうですが
木彫にもさまざまな道具が使われます。
日々使う道具ですので、徐々に手になじんで
自分の分身のような、手の延長のような
大切なものになっていきます。
そんな道具は、できれば美しいものが好ましい。
美しい道具を使えば美しいものが出来る
とは言えません!・・・けれど
美しい道具を手に取った時に感じる
ふとした穏やかで気持ちの良い心が
わたしの手を通して作るものに反映されたら、
と思います。