diario
Firenze 2018 tempo calma №3 1月10日
フィレンツェの下町にあるパオラの額縁工房は
なんと言いましょうか、片付いていません。
サンプルとして展示されている額縁は
ちょっと傾いていたりするし、
床もカウンターもなにやら物だらけです。
ホコリを被った彫刻サンプルが転がっていたり、
制作途中の木地と書類が一緒に山積みだったり。
それなのに額縁と関係ない物は
一切置いていない不思議。
パオラ曰く
「この雰囲気に誘われてお客さんが来るのよ。
窓から眺めて、作業している様子がある方が
通りかかった人も入りやすいからね。
キッチリ片付いているとちょっと堅苦しくて
なかなか入りづらいでしょ。」
とのこと。
なるほど、毎日のお客さんの出入りの様子から
一理あるようです。
まぁ片付けが苦手というのも本当みたいだけど!
パオラのお喋りで親切、暖かな人柄が
お店の雰囲気に表れているのだと思っています。