top » diario

diario

Firenze 2018 tempo calma №2 12月20日

 

今回の旅の目的は、額縁制作の修業先だった

工房へ行くことでした。

この工房はマッシモ氏とパオラさんご夫婦

ふたりで運営されていたのですが、

紆余曲折があり、現在はパオラさんひとりで

制作から販売まですべてを行っています。

 

工房を訪ねた日、なにせ7年ぶりですし

イタリア語も久しぶりですので緊張気味でしたが、

ドアを開けたとたんに感じた匂い--ニスや溶剤、

木の匂い、古い建物の匂いが入り混じった--

を嗅いで、パオラの笑顔が向こうに見えたとき

すっかり留学当時の気持ちが戻ったのでした。

▲お店のウィンドー。工房手作りの額縁と古い額縁(販売中)と

入り混じって展示されています。

 

工房はほんの少しの変化(物が増えた)はあったけれど

飾ってある見本の額縁の雰囲気も、カウンターの

雑多な雰囲気も、すっかり昔のまま。

▲右に見える入口の奥には作業部屋が続きます。

 

これからしばらく、パオラを手伝いながら

初心に帰って様々教えを乞います。