diario
おつとめ品の花ひらく 7月18日
今年のお正月に「おつとめ品」で
安売りされていた百合根。
卵とじにしたり煮物にいれたり
茶わん蒸しの具としてもおいしい食材です。
これを、何を思ったのか家族が
庭の日当たりの良い場所に埋めました。
いや、正確には植えました。
もったいない事をしちゃって・・・
と思っていたのですが。
5月ごろにはにょきにょきと
猛スピードで背を伸ばし始めました。
最初は信じられなかったのですが
なんとこの夏に花を咲かせました。
咲いた花は百合でした。
いや、当たり前ですけれどね。
百合根でしたからね。
食用の百合根は鑑賞用の百合とは違う種類で、
食用の根はすでに死んでいると思い込んでいましたし、
更にはおつとめ品でくたびれた根だったし・・・
いやはや、わたし驚きました。
こんなに立派な花を咲かせるのに
いつも食べちゃってごめんね、と思いつつも
じゃがいもだってにんじんだって
土に植えれば芽をだし花を咲かせるんだものねぇ・・・
と、なんだか感慨深い気持ちになったのでした。
植物の命よ、ありがとう。