diario
余白の美、その対極 4月06日
最近、合間にすこしずつガサゴソと
彫り進めていたアユース材の小さな額縁、
そろそろ木地作業終了です。
今回のデザインはイタリアの額縁本
“REPERTORIO DELLA CORNICE EUROPEA”
に載っている15世紀末ボローニャの額縁を
参考に作りはじめました。
まずは簡単なところから着手。
隙間時間に作りましたので
ここまで2カ月弱かかってしまいました。
木地の形が違うので、彫り進めながら
すこしずつデザイン変更をしていきました。
仕上げに部分的にペーパーをかけます。
調え終わり、本と並べてみたらずいぶん違う。
オリジナルも全面細かく彫ってありますが
自分の額縁を改めてみてみると
ちょっとやり過ぎちゃった?
詰め込み過ぎた・・・ような気がしています。
見本にした額縁は平たい箱額、
わたしの木地は高さのある外流れ型ですから
オリジナルより主張が出たのかもしれません。
「小さくぎっしり」が好きなので
まぁ、これはこれで。
石膏をかければもう少し落ち着くだろう
と思っています。