diario
Atelier LAPIS(アトリエ ラピス)の様子から 2018年2月 2月14日
昨年2017年12月にご紹介したMAさんの箔盤作り
(箔床、箔台、呼び名色々・・・)を
ISHさんもチャレンジです。
材料、手順はMAさんのトピックをご覧頂くとして
今回は前回ご紹介しなかった裏の処理を。
ガンタッカーで革を板裏に打ち付けたら
四隅に余った革をハサミでカットします。
革が重なると箔盤を机に置いた時に不安定ですし
見栄えも良くありませんから、
ていねいにカットしましょう。
ちなみに、タッカーを板裏ではなくて板の側面に
打てば良いじゃない?その方が裏がきれいでしょう?
とのご意見もあるでしょう。
上手に打てれば側面でももちろんOKです。
ただ、体重をかけてタッカーを打ち込むので
少々難しいこと、そして側面には太鼓鋲も打つので
それらを考慮して、側面ではなく裏をお勧めします。
今回は少々毛足のながい革でした。
こんな時は紙やすりをくるくると円を描くように
しっかりかけましょう。
そしてベビーパウダーもしっかり叩き込んで。
さて、仕上げです。
側面にはダークレッドのリボンを巻いて
すてきなデザインの太鼓鋲2種を交互に打ちます。
完成品はルネッサンス時代の豪華な椅子や
馬具を思わせるような雰囲気になりました。
ダークブルーとダークレッド、そして真鍮。
手作りならではの遊び心ある美しい道具ができました。
ISHさん、この箔盤をつかっての箔作業を
わたしも楽しみにしております!