diario
ご馳走と豪族の額縁 11月20日
先日から制作していた彫刻額縁サンプルが完成しました。
ようやく3つ目です。
木地を彫刻後、予定通り純金箔の水押しにして
すこし強めの古色を付けました。
想像通り派手ですし、なんだかちょっとだけ、
ガハハと笑うオジサン風な気がします。なぜだろう。
このデザインはイタリアのエミリア地方で作られた
1600年代の額縁を参考にしています。
エミリア地方といえばボローニャやパルマのある豊かな地。
ボロネーゼソースのパスタやパルマハムを食べながら
赤ワインを飲んでご満悦の地方豪族が、幼い息子の肖像画を描かせて
その絵を入れる額縁が出来たところ・・・なんて。
相変わらず勝手な物語を想像しています。
わたしにとって「イタリア古典技法」らしい額縁が出来上がって
感慨深い気持ちになりました。
フィレンツェの師匠・マッシモ氏に見て頂きたいな。
この次にフィレンツェを訪れるときがあれば持っていこうと思います。
「works」内「classical」にこちらの額縁をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。