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額縁の作り方 14 古典技法額縁ができるまで早送り 11月09日
古典技法の額縁を作りましょう。
夏にご紹介しました venezia-2 の作業写真でご覧ください。
サイズ、デザインを決めて、仕上がりイメージが出来上がったら
木地を組んで、下ニカワとボローニャ石膏を塗って丸1日乾かします。
下はボローニャ石膏をちょうど塗り終わったところ。
乾いたら紙ヤスリでみがきます。
#180、#240、#360、#400を使って美しい表面を作ります。
角の凹みは難しいので慎重にゆっくりいきましょう。
模様をカーボン紙で写して
線刻や石膏盛り上げ(パスティリア)の装飾を入れ
魚ニカワで溶いた赤色ボーロを塗ったら箔置き開始!
木地の形によりますが、今回の外流れの木地は右上から
そして内側から箔を置き始めます。
午前中に箔を置いたら夕方前からみがきます。
メノウ棒でピカピカに輝かせましょう。
線刻の中、レリーフの縁も忘れずに。
マスキングした場合は特にテープの縁をきちんと磨きます。
磨り出しをして赤色ボーロを覗かせたら
つや消しにして
ワックスとパウダーで古色をつけて深みを出し
アンティークな雰囲気にしたら完成です。
途中、抜けた写真もあってかなり早送りですし
同じ金箔を使った額縁でも仕上げの方法や順番が
違うこともありますけれども・・・
だいたいこんな手順で作っています。
楽しいですよ。