diario
カサブランカに合わせた装飾を 10月16日
すこし大きめの‐KANESEIにとってですが-額縁をお届けしてきました。
先日制作途中をご覧頂いた
木地に直接石膏盛り上げ装飾をして純金箔を施したものです。
昨年2016年6月、展覧会用に額縁を作らせてくださった
出久根ちせさんからいただいたご注文で、
作品のモチーフはカサブランカの花。
額縁の四隅にも百合風の石膏盛り上げ装飾を入れました。
下の写真は、恵比寿にあるイタリア輸入高級インテリアのお店
「ABITARE」(アビターレ)さんにてお引渡しの際に
写真を撮らせて頂きました。
広い店内、美しい家具に囲まれて、作業部屋で見ていたより
作品もぐっと力強さと存在感を増したように感じます。
実物の作品は、もっと金が鮮やかで青は深い色なのです。
作品は9mm厚のパネル9枚に描かれていて
それぞれパネルの側面には鮮やかなオレンジ色が塗ってあるのですが、
組み合わせたパネル同士の隙間からオレンジ色がそっと見えて
何とも言えない繊細さと温かさを表現しているのでした。
額縁の打ち合わせをしたときに
「百合の絵に百合の額縁はしつこいかな?」とふたりで迷いましたが
作品と額縁が呼応するのもオーダーメイドならでは
ということで、額縁のデザインが決定しました。
額縁の内側側面と作品のベース部分には
ベルベット調チョコレート色のマットを貼り込んでいます。
古色の金と深い茶色、そしてベルベットの組み合わせは
とても良いなぁ、とニヤけています。
「works」内「classical」にこちらの額縁s-2をアップいたしました。
どうぞご覧下さい。
(上から8、右から2です)