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思い通りに塗るために 筆の持ち方 7月31日

 

突然ですが、筆はどの様に持っていますか?

絵を描く時はもちろん、額縁制作では石膏やボーロ塗り

身近にはお化粧の時にも、筆は使います。

 

市が尾の古典技法教室 Atelier LAPIS の 生徒さん方から

筆を使う作業時に 「上手く塗れない、ムラになってしまう」

「液溜まりができてしまう」との相談があります。

それらはもしかしたら筆の持ち方を直せば

楽に上手に仕上げられるようになるかもしれません。

 

女性の方に多い持ち方が、下の写真です。

つまむようにして、薬指と小指を立てています。

手首だけで振るようにして動かしています。

勝手に名付けて「オナゴ持ち」

この持ち方では筆がグラグラ安定せず力が一定に保てません。

筆にどの程度の絵の具が含まれているか、

どのくらいの圧力がかかっているか、手にも伝わりにくい。

 

上の写真のように、指を4本揃えて持ちましょう。

位置は、心もち根本近くを。

筆が太くても細くても、しっかりと持ちます。

手首も腕もいっしょに動かします。

筆と手が一体になって、動かすのもうんと楽。

感覚もしっかり伝わって、圧力、絵の具量を

コントロールし易くなるでしょう。

 

リップブラシ、ネイルも、 そして繊細なアイライナーも

指を揃えると上手に引けると思います。

筆を持ったら、どうぞ思い出してみてください。