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めぐり逢う朝 もう一度 7月03日

 

7年前にもご紹介したことがある映画「めぐり逢う朝」ですが、

手元には古いVHSビデオしか無くてすでに観ることも叶わず

最近はサントラCDもあまり聞いていませんでした。

先日どうしても観たくなって、絶版になっているDVDを

中古で購入することにしました。

映像も音楽も何もかもが好きな映画なのですが

観るたびに小さな気づきがあって、また嵌っていきます。

この映画のどこが好きなの、何が魅力なの、と聞かれたら

ひと言ではとても言えませんけれども、

父と娘、老と若、師と弟子、妻と夫、富と貧、俗と清、剛と柔

そして死と生。

世の中のさまざまな対比が表現されているのも魅力のひとつです。

美しい映像、美しい音楽と必要最低限のセリフで物語が進みます。

 

ああ、でも

ここでどれだけわたしが叫んでも栓無いことではありますが

どうぞ機会があったら、いいえ、機会を作ってでも

ぜひともご覧になってほしい映画なのです。

頭の片隅に「めぐり逢う朝」を置いておいてください。

 

考えてみたらわたしは、老師と若い弟子の映画が

好きなのだと気づきました。

この「めぐり逢う朝」を筆頭に「薔薇の名前」しかり

「いまを生きる」のキーティング先生と生徒たち、

「風の谷のナウシカ」のユパ様とナウシカも師弟。

「ニューシネマパラダイス」のトトとアルフレードも

ある意味師弟関係と言えるでしょう。

わたしは今まで、何人もの素晴らしい師に導かれ

今に至っているから、なのだと思っています。