diario
低融点合金があれば 5月22日
休日の午前中に、ぼんやりとテレビを見ていましたら
秋葉原にある「ironcafe」というお店が紹介されました。
このカフェ、鋳造体験ができるというのです。
それも卓上電熱器を使い湯煎でとかした金属を使うのですって!
聞いた瞬間、我ながら目がピカッと開きました。
大学時代、彫刻の授業で一度だけ鋳造をしたことがあります。
アトリエ裏の屋外に穴を掘って炉を作り、コークスを大量に燃やして
そこに金属の塊(古い電線とかでしょうか。記憶が曖昧)を入れます。
体感したことの無かったような圧倒的な熱量に恐怖を感じつつ
真っ赤に溶けた金属を型に流し込むのでした。
粘土や石膏で作ったものが金属に出来る魅力はとても大きかったものの
とても自分一人でできるような作業ではない!と思ったものです。
ですが、この ironccafe で使っている「低融点合金」があれば
自宅での作業も可能です。これはすごいです!
カフェのワークショップで使う合金は融点が80度くらい。
粘土で型をとって、湯煎でとかした80度の金属を流し込む。
30分くらい待って粘土を外したら中から鋳造作品が登場!
なんて手軽にできるのでしょう。
もう少し高い130度くらいの合金もあるようですから、
制作可能なものの範囲がぐっと広がりそうです。
なにはともあれ、いちどこの「ironcafe」で
鋳造体験ワークショップを受けてみなくては。
鼻息が荒くなっています。
低融点合金。
世の中、知らないことだらけですね。