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ミュシャ展 5月15日

 

先日の春陽展観覧後、時間があったので

ウワサの「ミュシャ展」も、ということにしました。

チェコ国外初公開の「スラヴ叙事詩」は 巨大な壁画サイズのキャンバスに

テンペラと一部油彩で描かれています。

老若男女、外国からの方も沢山の観客で賑わっておりますが

会場は広く見辛さはありません。

撮影可能な部屋で、幾つか写真をパチリ。

 

下部を見るとキャンバスが張られていることがわかります。

およそ6メートル×8メートルのキャンバスは 一枚仕立て、

繋ぎ目は見当たらない・・・というのが驚きです。

何せ巨大な作品で、制作を想像すると目眩がします。

テンペラのハッチング(線描)、草の描写のピッチは

だいたい1本の線が4〜5センチくらい。

ザバザバ描いているようだけど、とても繊細です。

 

未完部分も興味深いです。

マットでパステル調の色、ここを見るとテンペラらしい感じです。

ミュシャは今まで私の中では、女性をモチーフにした

可愛らしいポスターのイメージが先行していましたが、

今回の展覧会で印象がガラリと変わりました。

感動できる素晴らしい展覧会、お勧めです。

 

国立新美術館「ミュシャ展」

2017年3月8日(水)-6月5日(月)
毎週火曜日休館 5月2日(火)は開館  10:00-18:00