diario
やる気が瞬間消滅・・・因果応報 3月16日
先日自宅で、ご注文いただいた額縁の彫刻をして
ついうっかりと左手人差し指に
彫刻刀を刺してしまいました。
幸いに大した怪我でもなかったのですが
痛いよりも、なんだかガッカリ感が強いのです。
何がガッカリって、自分の不注意と
道具の手入れを怠ったこと、でしょうか。
「やる気スイッチがブレーカーから落ちる」ような気分です。
刃物を使っていて怪我をする場面はたいてい
作業に慣れて、完成が目前で気を抜いた瞬間
または研ぎを怠って切れない刃物を使っているとき。
本来なら彫る作業をする前後に、毎日研ぐのがベストですが
ついつい後回しにしてしまうのでした。
なにごとも因果応報でございます。
日本では砥石を水に濡らして使いますが
イタリアの学校では砥石に油(ミシン油のような)を
垂らして研いでいました。
砥石が日本の水研ぎ用と違う種類なのですね。
ちなみに刃物研ぎは男子生徒のほうが熱心でした。
彫るより研ぐほうが好きなのでは・・・というようだった
スイス出身のR君を少し見習わねば、と思い出しています。