diario
紙ペーパー? 1月12日
紙やすり、あるいはサンドペーパー。
額縁制作に限らず、木工には欠かせません。
KANESEIでは180番から600番くらいまで
常時5~6種類の紙やすりを準備しています。
先日、紙やすりのパッケージを見ていて
ちょっと面白くなってしまいました。
「紙ペーパー」ですって。
紙紙?ペーパーペーパー?
「紙ペーパー」が通じるのは紙やすり業界ならでは。
紙やすり=サンドペーパー→略してペーパー。
そして「布ペーパー」なるものも存在します。
つぶつぶ(サンド)が紙についているのがサンドペーパー。
布についている(主に耐水)が布ペーパーと呼ばれるもの。
でもこれって「布製サンドペーパー」ですよね。
あるいは「サンドクロス」とか?
・・・なんだか良く分からなくなってきました。
私を含めて職人・作家は紙やすりで研ぐことを
「ペーパーをかける」なんていうのですが、
「紙をかける」ってなんじゃい??
そんな紛らわしいこと言わないで「ヤスリをかける」と
言えばいいじゃない?と思いますけれども、
ただ「ヤスリ」だと棒状の金ヤスリの場合もある・・・
「紙やすりをかける」なんてまどろっこしい!
よって「紙ペーパー」なる言葉が出現したのですね。
何気なく使っているけれど、考えたら可笑しな言葉!